Information コラム・お知らせ
2019.11.19
2019年スガナミ楽器ピアノ発表会で小学生がよく演奏する日本・海外の作曲家
スガナミ楽器では教室で学んでいる生徒さんのために毎年ピアノ発表会を開催しています。
2019年開催したピアノ発表会の中で主に小学生の生徒さんに多く選ばれている曲の作曲家を日本・海外それぞれ5人ずつ紹介します。
この作曲家の曲にチャレンジしてみたいという作曲家をこの中から見つけてみてはどうでしょう。
日本人作曲家編
中田喜直
「夏の思い出」「めだかのがっこう」など、世代を超えて誰もが知っている歌曲を多く残した作曲家。1956年に発行されたこどものピアノ曲というピアノ曲集では「エチュード・アレグロ」「げんきなこども」など多くの子どもたちに今でも弾かれています。
平吉毅州
「気球にのってどこまでも」などの合唱曲やこどものためのピアノ曲を多く作曲しています。こどものためのピアノ曲集「虹のリズム」は多くのピアノ初心者に弾かれています。「ねこふんじゃった」の旋律を発展させた楽しい曲の「踏まれた猫の逆襲」はとても人気の曲です。
三善晃
ピアノ教育に尽力し、日本のこどものためのピアノメソードであるMiyoshi ピアノ・メソードを開発されています。こどものための作品集として作られた「音の森」や「海の日記帳」は広く多くのこどもに弾かれています。中でも「波のアラベスク」や「海のゆりかご」などが多く発表会で選ばれています。
湯山昭
「お菓子の世界」や「子どもの国」といった題名だけでもインパクトのあるような曲を多く作曲している湯山昭。中でもNHKの「ピアノのおけいこ」という番組から生まれた『お菓子の世界』では「バウムクーヘン」「シュークリーム」など色々なお菓子の名前の曲があり弾いていると楽しくなれる曲がたくさんです。
田丸信明
ピアノ教本の作曲家として、ピアノを習う人の中でも多くの人が使っている教材「ぴあのどりーむ」の著者。「森のかもつれっしゃ」「森のはる」「アラジンのランプ」など多くの曲が発表会でも弾かれています。
海外作曲家編
ショパン
ピアノ曲の世界では最も知られているのがショパン。ショパンの「ノクターン」をはじめ「ワルツ」「マズルカ」「ポロネーズ」などは、世界中で最もさまざまなシーンで使用されています。「ノクターンOp.9-2」、「子犬のワルツ」、「ワルツイ短調(遺作)」など多くの曲が発表会で選ばれています。
モーツァルト
クラシック音楽の王道といえるモーツァルト。クラシック音楽が胎教によい、鎮痛作用があるなど研究される際にも利用されるのはもっぱらモーツァルトの曲です。
トルコ行進曲やメヌエット、きらきら星変奏曲などピアノ初心者からも多くの曲が選ばれています。
ベートーヴェン
聴覚を失った音楽家として誰もが知っているベートーヴェン。聴力に問題が発覚したのが20代の頃で、有名な曲の多くは聴力を失ってからの作品です。発表曲ランキングでも第2位に選ばれていた「エリーゼのために」、これ以外にも「よろこびのうた」「トルコ行進曲」など多くの名曲が選ばれています。
次の2人はピアノ教本の作曲家として有名です。
ブルクミュラー
ドイツ生まれの作曲家で、入門期のピアノ教則本「25の練習曲 作品100」は多くのピアノ学習者が弾いたことがあるはずです。「アラベスク」「バラード」「貴婦人の乗馬」などがよく選ばれています。
ギロック
アメリカ出身のピアノ教師・作曲家です。ピアノ習得のために必要なバロック、古典、ロマン、近現代の音楽様式を楽しく学び取れるような曲を作っています。2019年スガナミ楽器ピアノ発表会の中で多くの方が選んでいます。
海外の有名作曲家以外にも新しい発見があったのではないでしょうか。興味を持たれた方はまず曲を聞いてみて、挑戦してみてください。
関連記事
- 一つ前のコラム:学術肌のハンガリー人バルトークが生み出した新たなクラシックのカテゴリ ー
- 一つ後のコラム:ヤマハアップライトピアノ 消音ユニット後付モデルチェンジについて
- 音楽がもつさまざまな効能を子どもたちへ 音楽教育の重要性とは
- 子供と音楽教育、ピアノを選択した場合の数々のメリット
- 2019年スガナミ楽器ピアノ発表会で人気の曲ランキングベスト10