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2019.03.05
ピアノ初心者でも上達しやすい練習曲6選
誰しもあこがれの曲はあると思いますが、最初から難易度の高い曲に取り組むとなかなか弾きこなすことができず、テクニックも上達しにくくなります。
最初は初心者でも取り組みやすく、かつピアノの技術上達にも役立つ練習曲から始めてみるとよいでしょう。
ここではピアノ初心者におすすめの練習曲を6つ紹介します。
ピアノ初心者のテクニック上達に役立つクラシック練習曲4つ
ピアノ練習曲と言えばクラシック。ピアノ教室の教則本に採用されている楽曲も多く、初心者なら真っ先に取り組みたいジャンルです。
ここでは基本の練習曲から、中級者へのステップアップに役立つ練習曲まで4つの楽曲をピックアップしてみました。
反復練習で指運びが滑らかになりやすい『バッハ メヌエット ト長調』
ピアノ練習曲の定番中の定番とも言える一曲です。日常生活で耳にすることが多い曲でもあるので、初見でもリズムをつかみやすいところが特徴。
弾き方においても、指運びがシンプルな点が初心者に向いています。同じメロディを何度も繰り返す反復練習で指が慣れていき、初心者でも数回練習すれば簡単に弾けるようになります。
曲調もゆったりしているため、楽譜と鍵盤を交互に見ながら弾くトレーニングにもなります。
スピードのある弾き方をするなら『モーツァルト ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545 第一楽章』
こちらもクラシックピアノの練習曲として人気のある楽曲です。
途中でテンポが速くなるので「初心者には難しそう…」と思われがちですが、指の動き自体は単調でスピードを上げた弾き方を訓練したい方にはおすすめです。
また、最初はゆったり、中盤からアップテンポと曲調が途中で変化するので、抑揚のある曲を練習したい時には最適です。左手もよく動くので、両手の指運びのトレーニングにもなります。
中級・上級用のスキル入門には『パッヘルベル カノン』
ゆったりと流れるような曲調が美しい楽曲です。
どんどん音が重なっていくので難易度が高いように感じられますが、二分音符なので初心者でも何度か練習すれば慌てずに弾けるようになるはずです。
中盤からは指運びが忙しくなりますが、それだけにピアノテクニックの練習に最適。
中級や上級の曲でもよく出てくる指くぐりやまたぎなどの練習もできるので、「もう少し自分のスキルを上げていきたい!」という方のステップアップにも役立ちます。
アルペジオ(アルペッジョ)の練習に最適な『ベートヴェン エリーゼのために』
クラシック音楽を普段聴かない方でも一度は耳にしたことがある名曲です。
練習曲としておすすめというだけでなく、メロディもきれいなので楽曲としても人気が高く、ピアノ初心者の方の中にはこの曲を弾くことを当面の目標としている人も少なくありません。
最初はスローテンポですが、右手だけよく動くという特徴があるため、両手で弾きながらも片手のリズムを流れるように引く意識が身につくでしょう。
一方の左手は1オクターブ以上のアルペジオ(アルペッジョ)練習ができます。手をグッと伸ばすことに慣れていきましょう。
ピアノ初心者のテクニック上達に役立つディズニー練習曲2つ
ディズニーは知名度が高い上、初心者が取り組みやすい楽曲も多いところがポイント。
特にディズニーが好きな人はモチベーションが上がりやすいので、楽しく練習できるでしょう。ここでは初心者でも演奏しやすいディズニーの曲を2つ紹介します。
『星に願いを』は、ゆっくりとしたテンポで有名曲を弾いてみたい方におすすめ
映画『ピノキオ』の代表曲。オルゴールの曲に採用されることも多く、全体的にゆったりとしたメロディで構成されています。
そのため、初心者の基本練習にぴったり。指運びも難しくないので、挫折せずに練習できるでしょう。
慣れてきたら和音を取り入れて弾くのがおすすめ。ステップアップにもなりますし、曲もより深みを増します。
メリハリを意識しながら弾くには『アンダー・ザ・シー』が最適!
映画『リトル・マーメイド』で使われるアップテンポの楽曲です。明るく、踊り出したくなるような曲調なので楽しく練習したい方にぴったりです。
ところどころでスタッカートが入るので、抑揚をつけて演奏するためのいい練習にもなります。
原曲はややテンポが速めなので、初めて弾く時はややテンポを落としてゆっくり弾いてもいいでしょう。
知っている曲やお気に入りの曲で練習しよう
まったく知らない曲だと読譜だけでイメージやリズムがつかみにくく、指運びもぎこちなくなりがちなので、練習曲を選ぶ上で大切なのは自分が知っている曲やお気に入りの曲を選ぶことです。
知名度の高い曲なら、楽譜を読むのが苦手な段階でもある程度感覚で弾けるようになるため、初心者でも抵抗なく取り組めます。
お気に入りの曲ならモチベーションも維持できるので、繰り返し練習しても苦にならず、しっかりテクニックを身につけられるでしょう。
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