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2018.03.20
ピアノは基礎が大切!ピアノ初心者が知っておくべきこと
ピアノを上手に弾けるようになるためには、初心者の段階から正しい基礎を知ることが大切です。今回は、ピアノ演奏に大切な「正しい指の使い方や手のフォーム」「座り方、姿勢」などをご紹介します。
手のフォーム・指の使い方
ピアノを弾くときの手のフォームや指の使い方は決まっていて、それらが崩れているとテンポの速い曲のときに指がついていかなくなります。
手のフォーム
ピアノを演奏するときは、肩の力を抜いて脱力を心掛けます。体に力を入れて演奏すると、よい音は出ません。手のフォームは、力を抜きながらふわっと鍵盤の上に置きましょう。手のひらに空気が入っているような形が理想です。
指の使い方
鍵盤を押さえる指の位置は、指の腹と指先のちょうど真ん中あたりです。その位置を、タッチポイントといいます。指の腹で弾いてしまうと指が真っ直ぐになり、余計な力が入ってしまいます。指の先で弾いてしまうと短い爪でも鍵盤にあたってしまいます。
正しい座り方・姿勢
きれいな音を奏でるためには、正しい座り方と姿勢が欠かせません。
椅子の高さ
椅子の高さは、座ったときにできるだけ膝が直角になるように調節します。または、ひじから手首までが水平になるようにします。椅子が低すぎると腕や肩に余計な力が入り、椅子が高すぎるとペダルを上手に踏めません。
椅子の位置
ピアノの椅子は、ペダルを十分踏めるようにピアノと椅子の幅に余裕を持たせた位置がベストです。
座り方
ピアノの椅子に座るときは、椅子の半分くらいに腰掛けるようにします。なぜならピアノは、高音を弾くときは右側へ、低音を弾くときは左側へ体が傾くため、そのときに動きやすくするためです。
姿勢
ピアノを弾くときは、上からロープで引っ張られているイメージで背筋をピンと伸ばします。演奏中に、体を右側や左側に傾けることはありますが、猫背になることはありません。
本格的なピアノを購入するなら、中古ピアノもおすすめ
初心者のうちからピアノ本来の姿であるグランドピアノで練習することは上達の近道かもしれません。指の形や打鍵の強弱による音の響きの違いを感じやすいからです。音楽教室やスタジオなどでピアノ練習室をレンタルすることもできますが、やはり自宅にアップライトピアノやグランドピアノがあるとやる気もアップします。
電子ピアノからアップライトピアノへ、アップライトピアノからグランドピアノへ、ワンランク上のピアノに買い替えたい方は、中古ピアノも検討してみてはいかがでしょうか。中古ピアノなら、比較的お得に購入できます。中古ピアノは、丁寧にメンテナンスされてきれいな状態で販売されています。汚れや傷がほとんど見られない、新品に近い状態の中古ピアノに出会えることもあります。不安な方は、店舗に足を運びスタッフに相談するとよいでしょう。
ピアノの上達には、座り方や姿勢、手のフォームなどの基礎が欠かせません。また、ピアノの音をよく聴きながら練習することも大切です。ピアノを購入したいけど予算が…という方は、中古ピアノを検討してみてはいかがでしょうか。
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