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2018.01.16
アップライトピアノとグランドピアノ。それぞれの特徴を知ろう
ピアノには主に、アップライトピアノとグランドピアノの2種類の形状があります。アップライトピアノは、家庭用に普及したピアノです。グランドピアノは、コンサートホールや学校の音楽室に置いてある大型のピアノです。どちらも、たとえ中古であっても安い買物ではないため、グランドピアノを置ける部屋がある場合、どちらを購入すればよいか迷う方もいるかもしれません。「どこのブランドがよいか」や「新品か中古どちらがよいか」も悩むところですが、2種類それぞれの特徴を理解して、比較しながら検討することも大切です。
今回は、アップライトピアノとグランドピアノ、それぞれの特徴についてご紹介します。
アップライトピアノの特徴
アップライトピアノは、奥行きの短いピアノです。壁に背をつけて置くことができるため、部屋のスペースを圧迫することが少ない点が特徴です。弦が垂直に張られており、ハンマーが横から弦を叩くことで音を出します。アクションの構造上、ハンマーの戻りに少し時間がかかります。そのため、鍵盤を連打する必要がある曲を演奏すると音が抜けてしまうことがあります。
このような特徴から、アップライトピアノは趣味でピアノを弾く方やピアノを始めたばかりの方におすすめです。
グランドピアノの特徴
グランドピアノの弦は水平に張られており、音を出すために下からハンマーが弦を叩いた後、素早く元の位置に戻ります。鍵盤を連打してもスムーズに音が鳴るため、リズミカルに演奏できます。アップライトピアノとは左側のペダルの構造や効果が全く異なり、表現が広がります。置くためには広いスペースが必要ですが、本格的にプロを目指したい方や音大受験を控えている方のような、毎日ピアノを弾いて過ごすという方におすすめです。ピアノ曲は基本的にグランドピアノで演奏するために書かれていますので、初心者でもグランドピアノ使っていただきたいものです。
グランドピアノにはコンサートホールでピアニストが演奏するような奥行きが3メートル近くあるピアノから、150~160センチ程度のコンパクトなピアノまで、さまざまなサイズがあります。新品だけでなく中古も選択肢に入れて選びましょう。
ピアノは、新品であっても中古であっても安い買物ではありません。購入してから後悔しないように、それぞれの特徴をしっかりと理解して自分に必要なピアノを選ぶことが大切です。
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