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2018.12.04
外装からサイレント機能まで!中古ピアノ購入前にチェックしたい7つのポイント
中古ピアノは新品のピアノよりもコストを抑えられるうえに、良い状態で使い込まれたピアノは時に深く豊かな音を出すことがあります。良い中古ピアノを見つけるためにはいくつかチェックしておくべきポイントがあります、外装の傷や塗装の剥がれ、ロゴやペダルのサビ、ペダルが機能しているか、付属品の不良、サイレント機能の不備、製造番号に間違いがないかなどをチェックしましょう。
これら全てを自分でチェックするというのはなかなか大変ですが中古ピアノを購入を考えているのであれば知っておいて損はありません。
今回は、時として新品よりも魅力的な音を奏でる中古ピアノ選びの7つのポイントをご紹介します。
1. 外装の傷や塗装の剥がれの度合いを確認する
中古のピアノを選ぶ際は、まず外装の傷を確認しましょう。中古の場合、前の所有者がいかに保管していたかで、傷の度合いも変わってくる傾向にあります。また、保管状態が良好でも、経年劣化することで塗装の剥がれなどが起こりえます。
2. ブランドを確認しつつロゴやペダルのサビがないかをみる
外装の傷を確認したら、次はロゴやペダルのサビをみてください。本体中央部に位置するブランドロゴは、ピアノの価値を担保する大事な証です。そのピアノがどこのブランドかも含め確認しましょう。このとき、ペダルがサビついていないかもあわせてみておくとよいですね。
3. ペダルの踏み心地や機能するかどうかを確認する
ペダルはサビだけでなく、踏み心地や機能しているかどうかもあわせて確認してください。
中古ピアノのなかには、ペダルを踏むとガタツキを感じるものもあります。また、それぞれのペダルが機能しない場合もあります。踏んでみて音が変化しているかどうか、耳をすませて聴いてみてください。
ペダルの機能はアップライトピアノ、グランドピアノで異なります。
4. カバーなどの付属品に不良がないかチェックする
中古ピアノを選ぶ際は、付属品に不良がないか確認することも肝心。
たとえば、ピアノを傷やホコリから守るカバーや、ペダルをサビから守るペダルカバーなどが代表的な付属品です。これらはピアノを保全するという目的に加え、ピアノの外観の印象も左右します。カバーが破れているといった不良がないかをチェックしましょう。
5. サイレント機能が作動するかどうか自分の耳で確認する
現代の住宅事情を受け、多くのピアノにはサイレント機能がついています。中古ピアノを選ぶ際は、サイレント機能が正常に作動するかどうか、ヘッドフォンで確認しておきましょう。
また、中古ピアノのなかには、サイレント機能がついていないものもあります。その場合、サイレント機能が後付できる型なのかを、店舗スタッフに確認するとよいでしょう。
6. 譜面台がしっかりたためるかチェック
ピアノの音に直接関係するわけではありませんが、譜面台がきちんと使えるかどうかも確認しておきましょう。中古ピアノの場合、譜面台をしっかりたたんだつもりでも勝手に開いてしまうケースがあるため、注意が必要です。
譜面台は単体でも販売されていますが、ピアノ本体の譜面台は見やすくて練習もはかどります。
7. 保証書の製造番号とピアノ内部印字の製造番号が一致しているか確認
ピアノには製造番号がありますが、この番号は保証書に加え、ピアノ内部に印字されています。保証書と内部に印字された番号を照らし合わせて、製造番号が異なっていないかを必ず確認しておきましょう。
ごくまれにですが、製造番号が削られている中古ピアノもあるようです。そのようなピアノは、保存状態もどれくらい使用されたかもわかりません。
スガナミ楽器の中古ピアノは7つの項目をしっかり確認して出荷される
中古ピアノは、お得に購入できるだけではなく、しっかりとメンテナンスされていれば、新品のピアノより良い音がするということがあります。良いピアノを中古で手に入れるなら、各箇所の状態をしっかりと確認しましょう。
また、スガナミ楽器では、今回ご紹介した7つの項目を入念にチェックし、出荷する全ての中古ピアノに整備チェックシートをお付けしています。万が一故障が発生しても保障の期間もありますのでご安心下さい。
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