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2018.07.24
電子ピアノからアコースティックピアノへ。買い替えのタイミングは?
ピアノを始めたばかりの方は「いつまで続くか分からないから」という理由で、アコースティックピアノではなく電子ピアノを選ぶことが多いかもしれません。ピアノ歴が長くなってくると、アコースティックピアノへの買い替えを検討する方も増えます。ここでは、どのタイミングで買い替えればよいのかについてご紹介します。
アコースティックピアノに買い替えるタイミング
アコースティックピアノに買い替えるタイミングは、弾く目的によりけりです。以下に当てはまる方は、アコースティックピアノへの買い替えをおすすめします。
クラシックのピアノ曲を弾きたい方、難しい曲にチャレンジしたい方
ピアノ曲には、クラシックやジャズ、ポップスなどさまざまな音楽があります。その中でもクラシックは、技術的に難しい曲や細かい表現が多いのが特徴です。
クラシックのピアノ曲を弾きたいなら、音の強弱や細かい表現がつけられるアコースティックピアノが必須だといえます。
発表会で上手に弾きたい方
ピアノの発表会では、アコースティックピアノを使います。普段からアコースティックピアノで練習している方と、電子ピアノで練習している方では、実力の差が生じてしまうのは必然です。
発表会でうまく弾きたいなら、アコースティックピアノに買い替えるのをおすすめします。
ピアノを長く続けるなら、アコースティックピアノがおすすめ!
「いずれはアコースティックピアノに買い替えたい」「どんどん上達していきたい」とお考えの方は、早めにアコースティックピアノに買い替えるのをおすすめします。なぜなら、電子ピアノを弾いている期間が長くなればなるほど、電子ピアノ特有の弾き方のクセがついてしまいやすいからです。アコースティックピアノに買い替えたとき、一度体に染み付いたクセを正していくのは大変です。
電子ピアノ特有の弾き方のクセをご紹介します。
余計な力が入りやすい
電子ピアノとアコースティックピアノの鍵盤を押す感覚は、全く違うといわれています。アコースティックピアノは鍵盤を押す力や速度を変えると音色が変わるのに対し、電子ピアノは弾き方によって音色が変わることはありません。つまり、電子ピアノは弾き方を意識しなくてもいいピアノなのです。そのような電子ピアノをずっと使っていると、余計な力を入れて弾くのがクセになってしまいます。
ペダルの踏み方が適当になってしまう
電子ピアノのペダルは、適当に踏んでいてもそれっぽく聞こえてしまうことが多いといわれています。電子ピアノをずっと使っていて、なんとなくペダルを踏むクセがついてしまうと、アコースティックピアノに買い替えたとき直すのに苦労するかもしれません。
ピアノを弾く・習うなら、アコースティックピアノが必須なわけではありません。弾きたい曲や弾く目的によって、電子ピアノかアコースティックピアノどちらが適しているか異なります。クラシックのピアノ曲を弾きたい方や難しい曲にチャレンジしたい方、発表会でうまく弾きたい方は、アコースティックピアノをおすすめします。
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