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2018.06.04
ヤマハピアノ トランスアコースティックピアノについて
アコースティックピアノの演奏表現力と、電子ピアノの機能性が一つになったピアノが誕生しました。最大の特長は、アコースティックピアノの心臓部である響板がスピーカー代わりになり、音量調節ができるのでヘッドフォンが要りません。また、スマートフォンをつないでお気に入りの曲を聴くこともできます。
今回は、トランスアコースティックピアノについてご紹介します。
トランスアコースティック技術とは
アコースティックピアノは、一般的に弦の振動が響板に伝わり、音色を奏でますが、トランスアコースティックはトランスデューサー(加振器)が電子音の情報を振動に変換して響板に伝える技術です。
ピアノの響板がスピーカーの役割となり、ピアノ全体が共鳴するアコースティックならではの豊かな響きが生まれます。
トランスアコースティックモード
- 鍵盤を押す。
- 電子音に合成しトランスデューサーで振動に変換。
- 振動が響板に伝わる。
- 弦共鳴・ピアノ全体が共振。
アコースティックピアノ
- 鍵盤を押す。
- ハンマーが弦を叩く。
- 振動が響板に伝わる。
- 弦共鳴・ピアノ全体が共振。
トランスアコースティック機能について
トランスアコースティックモードで音量を自在にコントロール
トランスアコースティックモードにすると、響板からの響きはアコースティックピアノの音から電子音に切り替わります。忠実に再現する光センサーによって、ピアノの弾き心地はそのままに、音量を自在にコントロールができます。
ピアノ音色にはヤマハコンサートグランドピアノ(CFX)のサンプリング音源を採用、さらにサイレントピアノSHタイプと同じ機能を搭載しておりますので、消音演奏も可能です。ヘッドフォンからの音はCFXバイノーラルサンプリング方式を採用しており、ピアノ本体から自然に響いてくれるような臨場感が得られます。
豊富な音色で多彩な演奏が可能
トランスアコースティックモードにはエレクトリックピアノ、パイプオルガン、ジャズオルガン、ビブラフォン、ストリングス等ピアノ音を含めて19音色を内臓。さらに、レイヤーモードにすると、アコースティックピアノの音と電子音を重ね合わせて演奏することができます。
クラシックやジャズ、ポップス等、幅広い音楽ジャンルで新たな演奏表現の可能性が広がります。
スマートフォンやタブレット端末など、外部機器をつなげて広がる新たな楽しみ方
音声入力端子(AUX・IN)に接続して外部機器の音源をトランスアコースティックピアノで再生すれば、新たな楽しみ方が広がります。
ピアノ演奏用の音楽付き楽譜を表示・再生できるヤマハiPad用アプリ「NoteStar」を使えば、アプリの音源をピアノの響板から響かせながら、伴奏やボーカルに合わせてピアノの演奏が楽しめます。
お手持ちのスマートフォンにダウンロードされた音楽データや、その他オーディオデバイスをつなげれば、響板をスピーカー代わりにして、リスニングを楽しむこともできます。
当店では、トランスアコースティックピアノ、サイレントピアノ、アコースティックピアノの比較がしやすい展示ラインアップです。進化し続けている電子機能性を是非ご体感ください。ご来店をお待ちしております。
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